







当山粉河寺の地元粉河では、『童男さんの日は寒くなる』という言い伝えがあり、寒さの厳しい日になる事が多いのですが、本年の童男会(12月18日)は、例年になく穏やかな暖かい日になりました。
当日は年一回開帳される童男行者を参拝し、ご利益をいただこうと、たくさんの参拝者の方が早朝より途切れることなく来寺されました。
朝6時よりの開帳法要、昼1時半よりの月例法要、3時20分よりの閉帳法要は、何れも当山管長の逸木盛俊猊下ご導師のもと、僧侶や参拝者の方々が「観音経」をお唱えいたしました。
開帳法要の後は、けんちゃん料理とお赤飯を参拝者の方々に接待し、月例法要後は逸木管長が法話をいたしました。
また、閉帳法要後に童男行者御宝前にお供えしていたお餅を袋詰めし、皆様にお配りいたしました。

(童男堂右手出現池に安置されている童男行者像)

大門をくぐり粉河寺境内に足を踏み入れ、暫くすると紅白の鮮やかな仏堂が左手に見える。延宝7年(1679年)に建立された童男堂である。
寺伝では、紀州藩の出である八代将軍吉宗の寄進とされ、昭和53年の半解体修理で往時の姿を取り戻した。
本尊は当山千手千眼観世音菩薩の化身である童男大士(童男行者)をまつり(写真下)、毎年12月18日の童男会の法要に併せて開帳される。
堂内の天井絵、壁画はどれも秀逸で、殊に欄間の彫刻の華麗さは一際群を抜いている。


去る11月27日(木)、粉河保育園のマラソン大会が、当山粉河寺で行われました。
当日は、桜の落葉も終わりに近づき、いよいよこれからが冬本番といった肌寒い気候の中、子供たちは元気いっぱい境内を駆けまわりました。
マラソン後は、頑張った子供たちに園長の清原恵子先生がねぎらいの言葉をかけていらっしゃいました。

当日は午後1時半より、胎蔵界曼荼羅(写真下)を配置した本堂で、 粉河寺管長の逸木盛俊猊下ご導師のもと、当寺の永代供養に申し込まれたご先霊の追善法要を厳修いたしました。
僧侶の読経の声が響く本堂内で、ご先祖さまのご供養のため来寺されたご子孫の方々も当山管長に続いてご焼香をされました。

※新規の永代供養の申し込みも随時受け付け中です。
〔お問い合わせは、0736-73-4830 (AM 8:00~PM 5:00)までご連絡ください〕