日に日に境内にある樹木の新緑も色を増しつつある4月23日(日)、当山粉河寺の秋葉権現堂において、権現様の開帳法要を厳修いたしました。
(年一回の御開帳)
午前11時よりが当山管長の逸木盛俊猊下が読経をし、祈祷札にお加持をいたしました。
※秋葉大権現様は火伏せにご利益がある神様で、不動明王と烏天狗(からすてんぐ)を足して2で割ったようなお姿(写真下)をしています。
この神様は、昔、粉河周辺が鋳物作りの盛んな土地だったことから、火災を防ぐ目的で、江戸時代に静岡県秋葉山より勧請されました。
現在もこの辺りでは、権現様のお札を台所に貼り、出火を防ぐ風習が残っています。
※秋葉権現祈祷札は、粉河寺授与所にてお分けいたします。
〔お問い合わせは、0736-73-4830(AM:8:00~PM:5:00)までご連絡ください〕
お釈迦様の誕生を祝って行う法要 –灌仏会(かんぶつえ)- を4月8日(土)に執り行いました。
当日は天候にも恵まれ、たくさんの方が参拝に訪れました。
当山粉河寺でも、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)を作り(写真上)、来寺の皆様が誕生仏に甘茶をかけられました(写真下)。
また、参拝者の方々にも甘茶をふるまいました。
去る3月3日(火)、「紀の川流しびな」の行事が行われました。
河津桜もちらほら咲き始め、春の息吹が感じられる境内で、当山管長逸木盛俊猊下御導師のもと、~紀の川流しびな祈願祭~を厳修いたしました。
『粉河の流しびな』は、ひな人形を桟俵(さんだわら)や船(写真上)に乗せて、川に流し、子供の成長や無病息災を祈願する江戸時代より続く歴史ある行事で、毎年たくさんの参拝者の方が見学に訪れます。
(写真上右側はお姫さま役の辻本菜月さん、左側はお供の松浦美加さん、松田彩華さん)
本年の初午の日は、気温も暖かくなったこともあり、沢山の参拝者が来寺され、午後2時半より旧初午採灯大護摩供を厳修いたしました。
また、修験道の開祖「役の小角」を祀る「行者堂」を開帳(年1回)いたしました。
護摩祈願に先立ち、行者堂で山伏の方々が当山関係者と共に般若心経を読誦いたしました
※写真上は護摩壇の四隅に破魔矢を打ち、魔を祓っているところ。
本堂前の特設護摩壇にて、山伏の方々が、皆様方の願い事(厄除開運・家内安全・交通安全・病気平癒・身体健康・良縁成就・子宝授与・学力増進など)と願主の方のお名前を記したたくさんの護摩木をお加持いたしました(写真上)。
当山管長の逸木盛俊猊下が、祈願文を読み上げられた後、(写真上)柴で作られた特設護摩壇に火が入れられました。
強い風を受け、白い煙がが立ちのぼる様子は、壮観の一語に尽きました(写真下) 。
山伏の方々の吹き鳴らす法螺貝の音が境内に響き渡り、般若心経や不動明王御真言の読経が絶え間なく続くなか、護摩木を火中に投じて祈願をいたしました。
※尚、当日に加持いたしました祈祷札は、後日、当山大護摩供にお申し込みいただいた皆様方に送付させていただきました。